昨年○月、x日の受験審査終了後の面談時、支部を持つ意志を問われました。私はこれからも現在の道場のお手伝いをしていくのみで、支部開設の意思はない旨の返答をいたしました。
宗家先生からは、創始宗家が当地にて開山をし設立を高らかに宣した時、たった一人であったこと。その後、大いなる情熱で現在の拳団を作り上げたこと。今回受験した私たちにもそういった苦労を感じながら自分の支部を持ちなさいと諭していただきました。
道場に戻り練習する中で、宗家先生のお言葉が耳から離れずにいましたが、私の道場の先生が続けられる限り自分も続けますし、道衣を脱がれる時、自分もそうするという意思は変わらずにいました。
今年1月にコロナ感染し自宅療養中にたまたま目にしたヤフーニュースがあります。「カレー店で100円の代金を払えなかった少年」の記事でした。
奈良県橿原市で英語塾をされている方が、月謝を払えなくて辞めていく子を見て
この子たちはちゃんとご飯を食べているのだろうかと心配になり、100円カレーの店「げんきカレー」を始めました。ある日、そのカレーを食べ終わった子が慌てています。100円がなかったようです。100円も払えない子供がいることに衝撃を受け、子供たちが無料でお腹一杯食べるにはどうしたらいいのかと店主は考えました。それが「みらいチケット」となって実を結びます。大人が1枚200円のチケットを買って、店のホワイトボードに貼り、15歳以下の子供たちはそれを使って無料でカレーを食べることができます。ある日、中学生までこの元気カレーを食べていた青年が訪れます。15歳を過ぎているのは分かっていながら、店主は「チケット使っていいよ」と声を掛けました。青年は店で一番高い500円のカツカレーを美味しそうに食べた後、これまで自分がお世話になったので、これからは社会人となった自分がボードにチケットを貼る番だと言ってみらいチケット5000円分を購入しました。この青年が100円の支払いができなかった少年でした。
コロナで心身が弱っていたこともあってか、何度もこの記事を読んで涙が止まらなくなってしまいました。同時に、自分にも空手を通して同じようなことができるかもしれないと考えました。
何のために生きているのかと問われると、人の役に立つためです。でも献血以外これといって役立つこともしていません。
支部を持ちなさいというお言葉、みらいチケット、そんな想いがすっと融合しました。還暦にして生きる意味を発見した気持ちです。
土曜日だけ自分の支部を持とう。
どのような経費がかかるのか規定等を伺ってからになりますが、基本、15歳以下は月謝なしにして、塾感覚ではなく、自らやってみたいという人たちの集まりにしようと思います。必要経費は大人からの月謝で賄えればと考えています。
今年の11月で60歳です。祖父、父と同じであれば、あと十数年したら体の自由が効きにくくなる恐れがあります。パーキンソン病です。でもそんな先のことを憂いていても意味がなく、5年先、10年先に、空手道を歩む仲間がいて、元気カレーの100円少年のような子供の力となり、成長の一助になればと願います。自分の体が動かなくなったとしても、後を託せる子供たちを育てることができるってワクワクしますし、幸せなことだと思うのです。
元気に、一生懸命に、みんなでたくさんの汗を流せる支部にいたします。
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ここのところ作文ばかり💦
長文にお付き合いいただきありがとう
ございました。(3月も書いてノルマ達成😁)
昨日、3/2 長男夫妻に第1子が誕生しました。
自動的にじいじとなりました😊
そして、3/3 今朝、愛犬のリンちゃんが
虹の橋を渡りました。赤ちゃんの誕生を
見届けてから旅立ったんやね。
14年間ほんとにありがとね。
先代のアンヌちゃんと会えたかな。
移行先に、はてなブログが追加❗️
はてなの方が自分には合ってるのですが、
ここで書いてると、ほんとに人知れずに
黙々と書いているだけといった感じ。
アメブロで書く場合は、空手は独立して
書くかもしれません。
①空手365
②畑とバイクの365 みたいに。
以前はまぐまぐで10年くらい
空手365を書いてたので、復活!かな
最後までここにいます😄